- 著者
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米田 明
謝 龍剣
- 出版者
- 一般社団法人日本鉱物科学会
- 雑誌
- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
- 巻号頁・発行日
- vol.2017, 2017
ダイヤモンドは絶縁体であるが、ホウ素を添加することにより半導体に転換し、高圧実験用のヒーター材として使用可能になる。最初の確認実験は愛媛大GRC研で行われた。岡山大学惑星研では2009年頃から半導体ダイヤモンドヒーターの開発に取り組んできた。その結果、W-Re熱電対が溶断する温度(~2500℃)以上の高温が発生できるようになった(推定~3700℃)。半導体ダイヤモンドヒーターのもう一つの利点はX線の透過性である。その特性に着目し“落球法その場粘性測定実験”のヒーター材としても活用している。本講演では半導体ダイヤモンドヒーターの開発過程、現状、将来性等を紹介する。