- 著者
 
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             谷田 英駿
             
             奥嶋 政嗣
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 一般社団法人 交通工学研究会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 交通工学論文集 (ISSN:21872929)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.5, no.2, pp.A_311-A_318, 2019-02-01 (Released:2019-02-06)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 10
 
          
          
        
        
        
        道路橋梁の長期補修計画においては、補修費用だけでなく、補修工事によって生じる道路利用者負担についても考慮する必要がある。本研究では、道路利用者負担を考慮した複数橋梁における長期補修計画案の評価方法を提案する。具体的には、複数橋梁における補修シナリオを対象として、橋梁劣化モデルと交通量配分モデルを組み合わせ推計した LCC により比較評価した。この結果、道路利用者負担は補修費用の半数程度もあり、その重要性が明確となった。また、橋梁劣化の進行が遅い場合を除いては、予防保全型シナリオが優位であることを検証した。さらに、事後保全型シナリオと比較して、予防保全型シナリオは初期では費用負担が大きくなるが、長期補修計画としては適切であることを実証した。