著者
藤原 茂樹 立原 敬一 川久保 芳文 森 聡史 豊口 泉 横山 武志
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.406-413, 2015-05-15 (Released:2015-08-19)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

圧モニタリングキットはそれぞれ固有の周波数特性(固有振動数および制動係数)を有している.この周波数特性はさまざまな因子によって影響を受ける.採血用のPlanectaTM(JMS,広島)も圧モニタリングキットの周波数特性に大きく影響を与える因子の一つである.また,動脈血圧モニタリングキットの共振現象を抑えるデバイス(制動素子)にROSETM(Argon Medical Devices, TX, USA)がある.本稿ではPlanectaTMならびにROSETMの圧モニタリングキットへの挿入が周波数特性に与える影響について概説する.