著者
洲崎 誠一 吉浦 裕 永井 康彦 豊島久 佐々木 良一 手塚 悟
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.8, pp.2198-2207, 2000-08-15
被引用文献数
3

WWWシステムを単なる情報伝達の手段としてだけでなく,電子商取引システムのようにビジネスに活用しようという動きが顕著である.電子商取引システムでは,様々なマークが利用されている.販売者のWebページ上に,決済方法に関する情報として,利用可能なクレジットカード会社のロゴマークが貼付されているのはその一例である.しかし,従来のマークは単なる画像データなので,偽造や改ざん,不正コピーなどが容易にできてしまう.そこで,本稿では,販売者のWebページを閲覧する消費者が,当該Webサイトの真正性を確認可能とするインターネット・マークを提案する.インターネット・マークでは,Webページを構成するコンテンツや,そのWebページを公開するURL,IPアドレスなどといった複数の情報に対して,ディジタル署名を施し,その結果をマークに透かし込む.ブラウザを使ってWebページを閲覧した消費者は,当該Webページに貼付されたインターネット・マークに透かし込まれている埋め込み情報を抽出し,現在閲覧しているWebページのコンテンツ,URL,IPアドレスなどと比較・検証することで,不正の有無を確認することができる.実際にプロトタイプシステムを開発して評価を行い,インターネット・マークの有用性を確認した.Recently, various values visual marks are effectively used in business applications. For example, in many Web pages different credit card company's logo are attached as a source for payment information. In this case, one glance at these logos will make the customer able to recognize automatically the payment method. However, these marks are easy to forge, tamper with and copy into unauthorized Web site because they are only graphic data. And no method is offered to consumers to confirm the authenticity of logo marks. This insecurity causes serious problems with business application. To resolve these problems, in this paper, we propose Internet-Marks; reliable visual marks for the Web site authentication. Internet-Marks enables to detect illegal acts by the combination of traditional digital signature and digital watermarking techniques.