著者
賀田 立二 緒方 九洲男
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.414-428, 1929

現在家庭用としての煉炭の使用は含有硫黄による臭氣の発散により著しく阻害せられ居るを以て之が除去に就き研究せる結果工業的に實施容易なる方法により殆んど硫黄分の全量を灰中に固定せしめ全く無臭の煉炭を製造するを得たり.本硫黄固定法の理論と賓際とに就き説明し本邦煉炭工業の発達に資せんとす