著者
道中 康也
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.549-551, 2016

一般名:オキシブチニン塩酸塩<br>薬価収載日(西暦表記):2013 年 5 月 24 日<br>過活動膀胱治療で永らく使用されているオキシブチニン塩酸塩を主薬とする経皮吸収型製剤ネオキシテープを開発した。オキシブチニンの経皮吸収性を高めるため、適度な薬物溶解性をもつゴム系基剤を選択した。さらに伸縮性を有する支持体を採用することで、良好な付着性を確保している。本剤を用いた比較臨床試験により、抗コリン性副作用である口内乾燥と便秘の発現率はプロピベリン経口投与群よりも低値であることが示された。