- 著者
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張 英裕
邱 奕程
劉 靜文
歐 耘秀
- 出版者
- 一般社団法人 日本デザイン学会
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
- 巻号頁・発行日
- vol.66, 2019
<p>「捏麵」とはいわゆる日本のしん粉細工である。本来中国伝来の民間工芸の一つであり、中国では面塑、面花、礼馍、花糕と呼ばれる。その材料は主に小麦粉及びもち米粉で、水と塩あるいは砂糖を入れ、かき混ぜたあとに蒸し、着色し、できた生地である。そして「捏麵人」はこの多彩な生地及び小さな鋏などの道具を使い、実在である動物、植物、花、人物や空想上の神仙、龍、鳳凰、麒麟などの造形物を製作する。<br/>台湾における捏麵人は昔冠婚葬祭、長寿祝い、祭典などの民間イベントに多用されており、食べることもあったが、時代の変化とともに、材料も前述した食用材料から化学材料と変わってきており、現在は観賞用だけで、食用不可となっている。</p>