著者
鄭 曜 大谷 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.473, pp.51-56, 2013-03-11

スーパーやコンビニなどの店舗にとって、マーケティング調査は重要な課題であり、特にPOSシステムに記録が残らない顧客の購買時の迷いの有無は重要性が高い。本稿では、顧客が「迷わず購入した」、「迷って購入した」、「迷わず購入しなかった」、「迷って購入しなかった」の4つの行動を認識する方法を検討した。このような顧客の行動は個人や場合により大きく変動するため、ペイジアンネットワークによる認識が有効と考えられる。店舗内のビデオ映像から得られると考えられる画像特徴を手動で抽出し、ペイジアンネットワークを用いる方法の有効性の検討を行い、有効性の見通しを得た。