著者
野々村 美紀 針谷 正祥
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.98, no.10, pp.2524-2530, 2009 (Released:2012-08-02)
参考文献数
16

我が国では,2009年5月の時点で,関節リウマチ(RA)に対し4種類の生物学的製剤が承認されている.これらの薬剤は,RAの臨床症状を著明に改善させるのみならず,関節破壊進行抑制,身体機能改善においても良好な成績をあげている.生物学的製剤投与中は臨床的・画像的・機能的評価を定期的に行うと共に,感染症,アレルギー反応などに対するリスクマネージメントを確実に実施しつつ患者をフォローする必要がある.