著者
寺本 万里子 松岡 彩子 野村 麗子 Teramoto Mariko Matsuoka Ayako Nomura Reiko
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発資料 = JAXA Research and Development Memorandum (ISSN:13491121)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RM-16-003, pp.1-22, 2017-02-20

ジオスペース探査(ERG)衛星に搭載される磁場観測器(MGF)のセンサ部(MGF-S)の地上較正試験を行い、感度とアライメントを決定した。MGF-Sに磁場を印加し出力値を測定することにより、誤差0.06%以内の高い精度でMGF-Sの感度を決定することができた。また、MGF-Sの軸間角度は直交から0.95度以内のずれを持ちその推定誤差は0.07度以内であった。MGF-Sのオフセットと感度の温度依存性を調べたところ、室温に対する相対感度は-20度Cから30度Cの間で、温度の差に対してほぼ直線的に変化することがわかった。一方、オフセットは温度に対し直線的な変化は見られなかったものの、再現性があることがわかった。以上の地上較正試験によって得られた感度とアライメント及びオフセットの決定精度はERGの観測期間の大部分で観測要求を十分に満たすことがわかった。