著者
赤松 泰次 下平 和久 野沢 祐一 植原 啓之 佐藤 幸一 市川 徹郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.378-381, 2016-03-25

疫学 悪性黒色腫の多くは皮膚に発生するが,消化管の中では食道と肛門直腸部が好発部位である.直腸肛門部に発生する頻度は全悪性黒色腫の0.4〜5.6%で,全肛門部悪性腫瘍の0.25〜1.25%と報告されている.発症年齢は50〜70歳代と中高年者に好発し,男女比は1:2で女性が多い.