著者
金 孝卿
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.168, pp.28-39, 2017 (Released:2019-12-26)
参考文献数
3

本稿では,2017年度春季大会特別プログラムにおける発表要旨をまとめる。まず,本企画の趣旨と経緯について述べる。次に,当日のパネリストの発表要旨として,佐藤理史氏(名古屋大学大学院)の人工知能研究の現状と今後のAIを用いた言語教育の可能性についての発表,山本和英氏(長岡技術科学大学)のAIと日本語教育の関連についての発表,そして伊東祐郎氏(本学会会長,東京外国語大学大学院)を交えた鼎談,及びフロアとの討論をまとめる。最後に,総括を述べる。
著者
金 孝卿
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.1-10, 1999-11-30 (Released:2017-07-21)
参考文献数
26

日本と韓国における卍字紋と巴紋(太極紋)は, 幾何学的紋様として, 装飾・紋様領域のなかで重要な位置を占めている。特に卍字紋と巴紋(太極紋)は釣り合いのとれたダイナミックな造形として知られている。両国における卍字紋は, 豊かなバリエーションがあり, 図(figure)と地(ground)の相互関連によって形成される構造をもっている。卍字紋の原型は, 四つ巴紋から変遷された十字形であり, 巴紋と太極紋の原型は, 波状や螺旋の変化形とも言える。巴紋・太極紋の形体は, ともに回転性をもち造形的に一見近似にみえる。巴紋は, 勾玉と勾玉の間に新しく生成されたパターンであり, 太極紋は, 勾玉と勾玉が逆対称した紋様として、基本的には異なる形体で形成されている。両国の卍字紋と巴紋(太極紋)は, それぞれ意味や形体が異なるものの, 回転のシンメトリー性をもった数理的造形である点は共通している。