著者
藤沢 竹弘 米澤 義道 伊東 一典 橋本 昌巳 金子 昌浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.397, pp.17-22, 2000-10-20
被引用文献数
1

空中超音波を可聴信号によって振幅変調した音波はパラメトリックアレー効果で指向性のある可聴音場を形成するが、この超音波を放物面でビーム状にすると、可聴音場も鋭いビーム状とすることができる。我々はビーム状可聴音が聴覚による歩行誘導など様々な応用の可能性を考えている。例えば歩行誘導はビーム中から外れないようにビームに沿って聴取位置を移動させていくことによって実現するが、この場合ビーム音場中での音源定位がどのように行われるかが重要となる。今回、可聴音ビームの形成とその定位特性と多少のビームトラッキング特性について調べたので報告する。