著者
金沢 好宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.665, pp.128-131, 2006-11-13

前号までのあらすじ 親会社の情報漏洩事件をきっかけに、葉山銀リースでも個人情報保護法対策が始まった。これまでのポリシーとはまったく違う対策に不満を持つ情報システム部の三津井課長は、外部のコンサルタントを使う次期社長候補の都築常務に直談判する。
著者
金沢 好宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.104-107, 2007-01-08

「わざわざ彼の部屋まで行ったのか。よく引っ越してなかったな」 「それはラッキーやった。携帯電話は着信拒否にされてたから、連絡の取りようがなくなるとこやった」 熊谷の声は弾んでいた。朝の6時だというのに、まるで真っ昼間のテンションだ。携帯電話の着信音で、いつもより1時間以上早く起こされた三津井は、体半分がまだ眠っているような状態である。
著者
金沢 好宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.668, pp.140-143, 2006-12-25

前号までのあらすじ 葉山銀リースのウェブサイトがクラッキングされる。予告どおりだった。さらに、顧客情報が漏れたことをマスコミにばらすという脅迫状が封書で届く。差出人名には退社時に顧客情報を持ち出した熊谷のメールアカウントが使われていた。熊谷の同期である情報システム部の三津井課長は本人に会って事情をきくが、熊谷は潔白であることが判明する。