著者
鈴木 多聞
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

戦前から戦後にかけての昭和天皇と宮中を重点的にとりあげ、戦争終結のタイミングや条件の問題と戦後秩序の見通しの問題を明かにした。諸外国での文書館で史料調査を行い、史料を収集することができた。また、『昭和天皇実録』をカレンダー化し、時間の流れを整理することができた。研究成果の一部はすでに「『聖断』 と『終戦』の政治過程」(筒井清忠編『昭和史講義 最新研究てみる戦争への道』(筑摩書房、2015 年) 「鈴木貫太郎と日本の『終戦』」(黄自進・劉建輝・戸部良一編『「日中戦争」とは何だったのか』ミネルヴァ書房、2017年)として発表している。