著者
鋤納 心 坂根 直樹 大原 こころ
出版者
独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター)
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では,低AGEs食レシピの開発を目的に,血中AGEsと食事の要因を探索するため食習慣の改善を中心としたダイエットプログラムにおいて,AGEsの変化と栄養素の変化を検討し,また調理方法の違いにおいて血中AGEs濃度の影響を調べた.栄養素の変化ではビタミンD,食物繊維,不溶性食物繊維に負の相関が見られ,体重とは関係なく独立してビタミンDの変化が血中AGEsの変化と関連した.血中CMLは食事摂取より増加が見られたが,その増加量は一般食と低AGEs食で同程度であった.一方,食後2時間の血糖値やインスリンは一般食よりも低AGEs食の方が低かった.