- 著者
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鎌形 聡美
赤澤 智津子
- 出版者
- 一般社団法人 日本デザイン学会
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第58回研究発表大会
- 巻号頁・発行日
- pp.193, 2011 (Released:2011-06-15)
現在、地域キャラクターは全国で2000個以上あると言われている。地域キャラクターはイベントや団体によって活発に作り出されている。今まで一般のキャラクターについての研究は多々されてきたが、地域キャラクターの研究はあまりされてきてはいない。ゆえに、地域キャラクターの持つ特徴や一般キャラクターとの違いが明確になっていない。地域キャラクターは一般キャラクターとは違い、公的に作られることが多いため、作成の際には細心の注意が必要とされる。しかし地域キャラクター設定の際に、必要なルールやガイドラインは明確に定まってない。作成後に権利問題が起きたり、本来の目的と違った使われ方をしたり、記憶にのこらずに消滅してしまったり等の問題が発生する。地域キャラクターが、価値のあるものとして長く使用されるため、明確なガイドラインの設定が必要である。本稿は地域キャラクターの現状を調査し、地域キャラクターの使用状況や問題点を把握する。