著者
鐘ケ江 晴彦 服部 あさこ
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

辺野古沖海上基地建設反対運動の特質としては、a.運動目的の複合性、b.参加者の多様性、c.闘争手段の幅広さ、d.地元第一主義、加害者意識、未来志向性、楽観主義といったリーダー達の意識、などが明らかになった。中心的な参加者のライフヒストリーとしては、沖縄出身であるか否か、学生運動や労働運動の経験、沖縄の平和運動に関与し始めた時期、辺野古の運動への参加動機などで多様性があるが、いずれも大きな「人生の転機」を経験していることが分った。