著者
長岡 利
出版者
岐阜大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

大変興味深いことに、HepG2細胞において、3、6、12、18時間のEGCG処理は、劇的な細胞外PCSK9 mRNAレベルの低下を誘導した。24時間のEGCG処理はLDL受容体の活性化を伴って、細胞外PCSK9レベルの有意な低下を誘導した。EGCGによるLDL受容体mRNAレベルの増加はERKまたはp38経路を介して起こる。我々は初めて、EGCGはLDL受容体の増加に伴って、PCSK9の減少を誘導することを発見した。EGCGによるLDL受容体の活性化やPCSK9レベルの低下はアネキシンA2と一部関連する。