著者
長崎 等
出版者
共栄大学
雑誌
共栄大学研究論集 (ISSN:13480596)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.171-187, 2004-03-31

現状の大学におけるコンピュータ実習室の環境下において個々の教員の管理可能な範囲(授業のレベル)でも実現可能な、出欠・進捗状況管理支援システムBACHELORを開発した。本システムはコンピュータ室がネットワークで結ばれていることが前提であり、学生がログインしてプログラムを動かすことにより出席遅刻の把握を行う、また課題等の進捗状況の入力により全体の進捗状況を教員側が視覚的に把握できる。更に表計算ソフトとの連携により、出欠管理や進捗状況を分析でき、その情報をフィードバックできる。本稿では実際に現在運用されているそのシステムの目的、構成、機能、授業への運用状況について言及し、様々な大学での運用経験からその問題点や利点を再考し、次期システムに導入するべき内容について検討する。