著者
関谷 恒久 井上 直人
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.50-52, 2001-03-31 (Released:2016-12-29)
参考文献数
6

低コストで入手可能であって, アレロパシー物質を含む可能性があり, 雑草害を抑制できる可能性のある, コメヌカ, モミガラ, ソバガラ, ふすま, アカマツチップ, カラマツチップが, イネや水田雑草にどのような影響をもたらすかについて, モデル水田において検討した.pH, EC, Ehにはあまり差は見られなかったが, コメヌカ, ふすまといった易分解性の有機物やソバガラでは, 他の有機物に比べて雑草の発生量が少なかった.また, 易分解性の有機物は肥効が現れ易いが, その反面イネの生育にも障害を与えることがわかった.