著者
泉本 貴広 陳 建和 重野 寛 横山 光男 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.227-228, 1992-09-28
被引用文献数
2

近年注目を浴びている無線LANは、その実現により有線LANで不都合であった様々な点を改善することができるばかりでなく、ポータピリティを活用した新しい形のいLANの可能性も見いだすことができる。しかしCSMA方式を採用した無線LANではそれに特有の「隠れ端末問題」が存在し、そのためシステムの性能が劣化する。そこで我々は、隠れ端末問題を顧慮した新MAC方式として。CTMA方式及び。CRMA方式の2方式を提案し、計算機シミュレーションによる性能評価を行った。その結果は、我々の提案した新しい2つのMAC方式が隠れ端末問題の解決案となり得ることを示すものであった。