著者
雨堤一真 小板隆浩
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.69-70, 2014-03-11

現在ARの研究においては、ビジョンベースARが主流となっている.しかしビジョンベースARの位置合わせ手法は,視点の急激な移動に弱く,動的な環境下での使用に適していない.そのためビジョンベースARは,仮想生物のような動き回る仮想画像の合成は不得意である.本研究では視点の移動に着目し,視点の移動に影響を受けにくいセンサベースARを用いることによって,動き回る仮想生物画像の合成を得意とするアクティブARを実現させる位置合わせ技術を提案する.アクティブARは,合成する仮想画像とユーザの視点が一定空間内で自由に移動でき,かつ,視点の移動に伴う背景の変化に対応可能なARである.