著者
天谷 真奈美 宮地 文子 高橋 万紀子 瀬戸岡 祐子
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.23-32, 2003

本研究は社会的ひきこもり青年を抱える家族18名を対象とし、その家族が子どものひきこもりを発端として認識している課題を明らかにすることを目的とした。家族の認識する課題は【ひきこもる子供への理解に関する課題】【子供への接し方に関する課題】【子育てを見つめなおす課題】【家族関係でさまざまな葛藤やコミュニケーション障害が存在する課題】【自分にも援助を必要とする課題】【子供の社会参加への支援に関する課題】【世間・近隣付き合いで縛りを感じる課題】【将来への不安に関する課題】の8カテゴリーに統合された。支援として、1)「ひきこもり」への理解を助け、交流の拡大に向けた支援、2)家族自身の老年期の発達課題の克服に向けての支援、3)問題解決にむけた社会的資源や支援環境の整備が必要なことがあきらかになった。