著者
高藤 典靖 根本 晴一 永田 雅彦
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.103-106, 2002 (Released:2007-02-15)
参考文献数
6

11歳,避妊済み雑種雌猫の四肢掌球が腫脹し,漸次悪化したため,発症5カ月後に受診した。組織学的に真皮内に著しいプラズマ細胞浸潤を認め,血清蛋白分画で高ガンマグロブリン血症がみられた。プラズマ細胞性肢端皮膚炎と診断し,塩酸ドキシサイクリン5 mg/kg BIDで治療した。治療7週間後に略治,休薬した。その後8ヶ月再発を認めていない。