著者
十文字快 佐藤義 髙夘瑞稀
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>実験結果から、粉じん爆発の規模の違いによって「薄力粉」と「強力粉」は分別することができることがわかった。また,「薄力粉」と「強力粉」では、粒子直径が「薄力粉」の方が小さいが、規模は「強力粉」の方が大きい。このことから、爆発規模の違いは小麦粉に含まれるタンパク質の含有量の違いと考えられる。今回の実験は、気温30.5~33.0℃、湿度49~59%での測定なので、気温、湿度の異なる条件での実験を行うとともに、タンパク質含有量と爆発規模の関係を明らかにしていきたい。