著者
舩木葵
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>結果から眠気のするときは覚醒時に比べ血中酸素濃度が1.1%程度低下していたため、やはり眠気のするときは血中酸素濃度が下がるのではないかと考えた。仮説は、眠気のするときの酸素の量は2~3%減るのではないか、とたてたが実験を通してそれほど血中酸素濃度は低下していないことが分かった。また、心拍数も同時にはかれるため血中酸素濃度を測るときに見てみると覚醒時、眠気のするときに関わらずいつもばらつきがあったため、心拍数は眠気に左右されないと考えた。数値が3~4%以上下がることなく、正常値の範囲内で覚醒時と眠気のするときの血中酸素濃度の変化をみることができた。またこの実験結果を応用すると、自動車運転の居眠り防止に役立てられるのではないかと思った。ハンドルに血中酸素濃度を測ることができる装置をつけ、酸素濃度が下がり気味になっていたら脳を刺激する警告音がなる仕組みにすることで、運転中の居眠り、また居眠りによる事故を減らすことができると思う。
著者
十文字快 佐藤義 髙夘瑞稀
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>実験結果から、粉じん爆発の規模の違いによって「薄力粉」と「強力粉」は分別することができることがわかった。また,「薄力粉」と「強力粉」では、粒子直径が「薄力粉」の方が小さいが、規模は「強力粉」の方が大きい。このことから、爆発規模の違いは小麦粉に含まれるタンパク質の含有量の違いと考えられる。今回の実験は、気温30.5~33.0℃、湿度49~59%での測定なので、気温、湿度の異なる条件での実験を行うとともに、タンパク質含有量と爆発規模の関係を明らかにしていきたい。
著者
藤井美優
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>仮説ではエノキと同様に明所条件が色素形成には良いと考えていたがまったく逆の結果となった。ジャガイモ抽出液及びショ糖共に添加量の多い処理区で良好な結果となったため、さらに高い濃度の処理区を設け再度実験を行いたい。菌糸が液体培地の表面のみで生育していることから、幅が広い培養器に薄く培養液を入れ効率化を図りたい。熱に弱い色素があると解ことから、酸抽出法で他のキノコはどのように発色するのか調べてみたい。
著者
髙原千紗
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>ポカリスエットは豆腐を作ることが出来るので、災害時に適している。また、マグネシウムは汗によって体外に出されるので、汗をかいたときにも適する。アクエリアスには必須アミノ酸が含まれていて、運動時のエネルギー源として重要な役割を果たし、疲労回復効果がある。しかし、ポカリスエットにはそれらが含まれていないため、疲労回復にはアクエリアスが適している。スポーツドリンクで作った豆腐は、残念ながら私の口には合わなかった。
著者
酒巻翔大 武田蒼 木島悠理 片桐拓美
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>現在、開発中であるが、サインカーブだけでなく様々な関数のグラフを描画できるよう、そのデータをつくるソフトウェアを開発すれば、数学だけでなく物理などの授業にも応用できると思う。タッチパネルなども操作性を最適化し、もっと使いやすいものとしていきたい。
著者
荒地香澄
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>オオサンショウウオの粘液2種類の結果と、その傾向が似ている5種類の粘液を選び表にした(表7)オオサンショウウオの生息地には、石苔(ケイソウ・ランソウ・リョクソウ)が21種類みつかっている。そのうちの10種類がアユの体内から見つかっている。この食べ物の種類によってアユの香りが変わることは、昨年、高校生の科学部先輩が見つけていた。この考え方を、私のオオサンショウウオの粘液に当てはめてみた。また図4 川底の生産者(付着藻類)と消費者の食物網、フグ毒の生物濃縮。文献のアイガモの死亡例を、昨年までの私の研究の「落葉溜まりのバイオーム」にも当てはめながら考えた。やはり、着想類の体内で生産された毒成分が、生物濃縮されて「両生類毒」としてちくされる可能性は捨てきれないが。この毒素とレクチンあるいはムチンは別の用途の物質であると、これからはわけて考えないといけないと思いついた。つまり、オオサンショウウオは、天敵を追い払うときに臭い匂いを出すが、この中に毒性を持つテトロドトキシンが含まれている否かは、アオコが発生している流域かどうかに左右される。これを確認したのは、飼育施設の個体は臭い粘液を分泌するが、量と毒性が減少しており、この二つの性質は別々に適応した器官だと思われる。今後は、テトロドトキシンそのものを検出する技能を身につけたい。またこれによって、オオサンショウウオの飼育するときの水質や、生息地に理想とされる石苔は何かがわかれば、これを指標とした川の水質管理にも応用できると思われる。
著者
嶋遥希 村上春菜 八木澤憧子
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>今回の実験で得られた実験値には有意差が見られなかった。その原因の一つとして実験精度の低さが考えられる。具体的には、培養中の液体培地の蒸発による計測サンプルの減少と濃度の変化や、培地への光の当たり方と光源からの距離の違いによって増殖量に差が出る可能性を考慮していなかったことが挙げられる。今後嫌気条件下の培養を並行して進めていくにあたってこれらの点を改善し、より正確に結果が出るようにする。
著者
藤井愛子
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>タコの吸盤のように、吸盤の中に小さい吸盤があるからこそ、強力な吸盤となる。また、生のタコは吸い付く力が強い一方で、熱を通したタコの吸盤は、たとえ同じ構造が残っていても、吸い付く力は無い。これは柔らかさの違いによるものであり、タコの吸盤の構造と、同様の柔らかさを持つ物質を利用することで、強力な吸盤を作ることができると考える。