著者
新井 大地 鳥居 秋彦 奥富 正敏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.8, pp.1-5, 2015-05-11

本研究では,SfM (Structure from Motion) を用いた建物の 3 次元復元結果と地図データの位置合わせを行う手法を提案する.はじめに,3 次元復元結果を重力方向へ投影し,点群の位置と,カメラと点群を結ぶ視線情報を用いて建物の境界らしさを表す画像を作成する.次に,地図データから建物の境界を表す画像を生成する.そして,建物の境界を表す 2 つの画像から目的関数を定義し,勾配法を用いて最適化することにより位置合わせを行う.実際に SfM から得られる 3 次元復元結果を用い,建物の初期位置を与えることで,十分な精度で位置推定が可能であることを示す.
著者
鳥居 秋彦 岡谷 貴之 延原 章平
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2011-CVIM-176, no.1, pp.1-22, 2011-03-10

多視点画像を使って物体やシーンの3次元形状およびカメラの姿勢を得る問題は,コンピュータビジョンの中心的課題として長い間研究されてきた.活発な研究活動を通じて得られた成果は,ロボット視覚から,CGや拡張現実(AR)を始めとする映像メディア応用まで,様々な形で実社会にフィードバックされている.本稿は,多視点3次元復元の最近の研究動向をサーベイしたもので,大量未整列画像からのSfM,実時間SfM/Visual SLAM,人物の全周囲3次元形状・運動復元の3つのトピックについて述べる.