著者
齋藤 暢宏
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ : 日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
no.13, pp.18-31, 2002-08-20
参考文献数
103
被引用文献数
2

In Japan, 111 species (including 11 unidentified taxa) of epicaridean isopods have so far been recorded. All species are parasites, infesting various crustacean hosts, such as Decapoda, Ostracoda, Cirripedia, Mysidacea, and etc. Their larvae are known from ectoparasites of pelagic copepods. In the present paper, 121 species of crustacean hosts of epicaridean isopods are listed (1 species of Ostracoda, 8 of Copepoda, 1 of Balanomorpha, 1 of Rhizochephala, 2 of Mysidacea, 11 of Penaeidea, 33 of Caridea, 1 of Astacidea, 5 of Thalassinidea, 27 of Anomura, 30 of Brachyura, and 1 of unknown taxa).
著者
齋藤 暢一朗 福原 俊太郎 川西 智也 細川 直人
出版者
日本学校メンタルヘルス学会
雑誌
学校メンタルヘルス (ISSN:13445944)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.51-58, 2009-09-30

本研究では小学校スクールカウンセラーが実践上感じる困難感とその対処様式から,小学校スクールカウンセラーの課題と可能性について質的方法を用いて検討した。調査の結果,現場に何らかの問題が生じていても,スクールカウンセラーとして期待される役割をスムーズには発揮されない場合があり,様々な関係性の中で実践することの困難状況が浮かび上がった。こうしたスクールカウンセラーが遭遇する多重関係を筆者らは階層的な次元性を想定し,一次関係と二次関係という概念を仮定して検討を行った。その結果,小学校スクールカウンセラーは周囲と非相談的な「一次関係」を基盤として,「二次関係」となる相談関係を周囲と構築することの重要性が示唆された。また,校内外との連携においても「一次関係」の基盤が重要になってくるなど,関係の多重性と階層性が検討され,スクールカウンセラーの実践としての特徴と可能性が考えられた。