- 著者
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田島 中
佐藤 和彦
斉藤 慎一
齋藤 貴保
黄 周軍
程 子学
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.50, pp.133-134, 1995-03-15
電子会議のグループ分け、及び発言順番の決定など、ネットワーク利用者間で、何らかの順位付けを行なわなけらばならないことが多い。普段の生活で我々がよく使う順位付けの方法を、利用者に対する公平さと許諾性によって次のように、大きく分類することができる。(a)早く決まるが公平ではない方法第三者の独断に委ねる。名前の辞書式順序、生年月日など、既に決まっている何らかの属性を利用する。(b)公平な方法b1.第三者による抽選。(参加者にとっては天下り式)b2.ジャンケンやくじ引き。(全員が決定に直接関わる方法)この中でジャンケンは、参加者にとって最も納得がいく方法であると思われる。しかし、参加人数が多くなると、あいこが起こるケースが増え、非効率的である。そこで、我々は、ネットワーク環境において、ジャンケンのように公平で、許諾性が高く、しかもあいこの起こらない効率的な順位決定法を提案する。