- 著者
-
山本 奬
佐藤 和生
有谷 保
板井 直之
川原 恵理子
三浦 健
若松 優子
YAMAMOTO Susumu
SATO Kazuo
ARIYA Tamotsu
ITAI Naoyuki
KAWAHARA Eriko
MIURA Ken
WAKAMATSU Yuko
- 出版者
- 岩手大学大学院教育学研究科
- 雑誌
- 岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
- 巻号頁・発行日
- no.4, pp.223-236, 2020-03-31
本研究の目的は,自殺予防教育の一環として,ソーシャルスキルトレーニングの考え方を参考に「援助要請の仕方・受け止め方」の心理教育プログラムを作成し,小学校3年生から中学校2年生までの児童生徒に実施し,その成果を検証することであった。作成したプログラムについて,援助要請の仕方・その受け止め方共に,当初の自信による適用の禁忌はないことが確認された。援助要請の仕方・その受け止め方の自信の向上については,いずれの学年においてもその効果が認められ,特に小学校中学年において顕著であった。困り事・悩み事の対処姿勢については,中学生と小学校高学年において,肯定的変化が認められた。