- 著者
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堀 寛史
杉本 明文
佐伯 武士
平山 朋子
Hori Hirofumi
Akifumi Sugimoto
Takeshi Saiki
Tomoko Hirayama
藍野大学医療保健学部理学療法学科
藍野大学医療保健学部理学療法学科
藍野大学医療保健学部理学療法学科
藍野大学医療保健学部理学療法学科
Aino University Faculty of Nursing and Rehabilitation Department of Physical Therapy
Aino University Faculty of Nursing and Rehabilitation Department of Physical Therapy
Aino University Faculty of Nursing and Rehabilitation Department of Physical Therapy
Aino University Faculty of Nursing and Rehabilitation Department of Physical Therapy
- 雑誌
- 藍野学院紀要 = Bulletin of Aino Gakuin (ISSN:09186263)
- 巻号頁・発行日
- no.22, 2009-03-31
理学療法学教育において臨床実習は重要な位置づけにある. しかし, その方法論は古くから変化しておらず, 現代の教育に必ずしも適当であるとはいえない. 今回, その課題について, 研究会を設立し検討した. その結果, 「関わること」の重要性が浮かび上がり, いかにして関われるのかを明確にする必要が示唆された. 研究会では人に関わる以前に自らに関わり, それを基盤に他者と関われると考えた. それは言語的コミュニケーションのみならず, 身体的コミュニケーションの重要性を前提としている. 関わりについてケア, クリティシズム, アンガージュマンなどのキーワードを使用し説明を加えた. 最終的に言語的・身体的コミュニケーションの経験を自らが解釈し, それを言語化できるような学習プロセスの経過(思考し表現すること)が必要であると結論づけた. 臨床実習は自己, 他者への関わりを理解し, 経験するプロセスなのである.