- 著者
-
HOWELL Peter
- 出版者
- 広島大学外国語教育研究センター
- 雑誌
- 広島外国語教育研究 = Hiroshima studies in language and language education (ISSN:13470892)
- 巻号頁・発行日
- no.22, pp.101-119, 2019
本記事は,アフリカ系アメリカ人シンガーを中心とした英語のスピーキングとリスニングのコースを作成するために選んだアクティビティやマテリアルの概要についてである。このフォーカスについての理論的根拠の簡潔な説明の後,筆者はコース内のそれぞれ11個のレッスンに共通するアクティビティについて記述する。いくつかの変種に加え,これらは筆者が以前「スリーブロックメソッド」として論述したものと同様のものである。そして,一覧表には,ジャズ,アコースティックブルース,エレクトリックブルース,ゴスペル,ソウル,クロスオーバーといった多岐に渡るジャンルから選択したマテリアルが用意されている。出演シンガーは,ビリー・ホリデイ,サラ・ヴォーン,エラ・フィッツジェラルド,レヴァランド・ゲイリー・デイヴィス,サン・ハウス,ハウリン・ウルフ,ビー・ビー・キング,オニール・ツインズ,アル・グリーン,レイ・チャールズ,ジェームス・ブラウン,サム& デイヴ,オーティス・レディング,ザ・スプリームス,マーサ& ザ・ヴァンデラス,アイク& ティナ・ターナー,マイケル・ジャクソンである。最後に,参加者が回答したアンケートの陳述を用い,筆者の本コースへの教育学上の意見を記述する。