著者
孫 昊 Hao Sun
出版者
同志社大学
巻号頁・発行日
2018-03-22

本論文では,計量的な手法を用いて川端康成の代筆問題と文体問題に取り組み,次に挙げたことを明らかにした。①小説『乙女の港』と『花日記』は川端康成と中里恒子の共同執筆である。②『コスモスの友』,『古都』,『眠れる美女』と『山の音』は代筆の可能性が低い。③泉鏡花,徳田秋聲と横光利一と比べ川端康成文体の存在が確認され,終戦の1945 年を境に川端康成の語彙の豊富さと,機能語の助詞,副詞,接続詞に変化が見られた。
著者
孫 昊 Hao Sun
出版者
同志社大学
巻号頁・発行日
2018

https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB13056382/?lang=0