著者
白石 卓也 小谷 和彦 小谷 和彦 Kotani Kazuhiko
出版者
群馬パース大学
雑誌
群馬パース大学紀要 = Bulletin of Gumma Paz College (ISSN:18802923)
巻号頁・発行日
no.22, pp.3-9, 2017-03

温泉療法の一つである「飲泉」の身体への効果について既報文献をもとにレビューした。医学中央雑誌ならびにPubMedを用いて12編の原著文献を収集した。主として、胃腸、胆膵、糖代謝に関する検討がみられた。これに基づくと、飲泉は消化器系や代謝系に好ましい効果を持つ可能性があった。報告数の過少さや研究方法の限界から、飲泉の効果を確立するためにはさらに検証していく必要があると考えられた。