著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.1-11, 2009-01-01

中国明代の通俗小説には、「淫僧」を中心とした悪僧の話が目立つ。悪僧説話が多い理由について、仏教界の堕落という当時の社会背景に由来するという説や、読者層の興味に由来するという説などがすでに唱えられているが、なぜ「淫僧」が多いのかという議論は少ない。本稿では、仏教の「戒」や「律」における「淫」の扱いを取り上げながら、「淫僧」の多い明代通俗小説に描かれた悪僧説話の由来について考える。
著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.103-114, 2014-03-12

中国と日本の復讐劇の代表格である、元曲「趙氏孤児」劇と人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』、それぞれにおける登場人物の「死」の描写を分析することにより、両作品ないし両芸能の特徴の一端を明らかにすると共に、中国人と日本人の死生観や宗教観の相違についても検証する。