著者
宮島 幸子 伏見 強 Sachiko MIYAJIMA Tsuyoshi FUSHIMI 京都文教短期大学非常勤 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.123-130, 2015-03-13

日本人なら誰でも知っている文部省唱歌『ふるさと』は尋常小学校で児童に歌われ始めて今年で100年になる。1914年(大正3年)という年になぜ文部省唱歌として尋常小学唱歌集6年生用に掲載されたのか。社会状況が目まぐるしく変化する中で100年経てもなおも歌い続けられる文部省唱歌『ふるさと』について、時代と『ふるさと』の変遷を辿り、文部省唱歌『ふるさと』を歌う意味、役割を考察した。
著者
坂本 千科絵 李 温九 Chikae SAKAMOTO Onkoo RHEE 京都文教短期大学 名古屋経済大学 Kyoto Bunkyo Junior College Nagoya University of Economics
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.141-146, 2014-03-12

学校給食は世界各国で実施されており、中でも、日本と韓国は教育政策の一環として「学校給食法」を制定し、児童が全員決まった時間に同じ給食を食べるというスタイルを確立している。本研究では、世界でも珍しい学校給食制度を確立している両国の学校給食について、その制度と献立内容を比較した。その結果、日本は自国の食文化だけでなく他国の食文化を多様に取り入れていること、韓国は自国の伝統的食文化を継承する場として学校給食を通して教育していることがわかった。
著者
宮島 幸子 Sachiko MIYAJIMA 京都文教短期大学非常勤 Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.101-108, 2012-01-01

校歌はコミュニティ・ソングとして学校行事などでうたわれている。しかし、外国には日本でいう校歌に相当する歌はないようである。したがって日本独自の文化といえる校歌がなぜ誕生し、人々にどんな役割を果たしているのだろうか。校歌を歌うこと、校歌を思い出すことにどんな意味を見出すことができるのだろうか。校歌のルーツを辿りながらそこに内在するアイデンティティの形成について考察した。
著者
宮島 幸子 Sachiko MIYAJIMA 京都文教短期大学非常勤 Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.107-112, 2015

広島県尾道市にある因島で2015年3月、島内にある3つの小学校が児童数の減少にともない閉校することになった。3校とも100年以上の歴史があるが、校舎とともにそこで育まれた学校文化も消えてしまうことになる。校歌は学校文化の大きな要素である。「歌い継がれなくなった校歌」について、閉校式のフィールド・ワークを通して校歌の文化的役割について考察した。
著者
中塚 雅子 落合 利佳 Masako NAKATSUKA Rika OCHIAI わかば園保育士 京都文教短期大学 Wakaba en Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.40-49, 2008-01-01

保育園の現場でみられる発達障害の中でもとりわけアスペルガー症候群の子ども達を取り上げ、彼らに対する行事での支援について具体的にまとめて報告した。彼らを支援・援助していく上で大切なことは、可能な限り失敗体験や嫌悪体験をさせないことである。その意味では、運動会・お遊戯会といった園行事は、マイナス体験をしやすい場であり、見通しを持たせ、事前に十分に彼らにわかる形で様々な予告をするなどの支援が必要である。
著者
右近 直子 山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Naoko UKON Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.183-188, 2014-03-12

競技レベルの異なる女子フィギュアスケート選手4名を対象にFunctional MovementScreenTM スコアの結果から競技特異性について検討した。その結果、競技年数の増加に伴い、左小胸筋短縮による肩関節可動域制限を生じることが明らかとなった。また、上肢の動きと安定した体幹の連動が、難易度の高いジャンプを可能にすることから、積極的な上半身の筋力強化をプログラム化するべきである。
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.123-128, 2014-03-12

女子フィギュアスケート選手4名(13.5±2.64 歳、競技歴7.75±4.26 年)を被験者に、ジャンプ動作を解析し、左側膝関節角度の変化からフリップジャンプの特徴を検討した。その結果、1回転と2回転のジャンプでは、膝関節の屈曲角度は大きく、しかし、3回転では小さい値を示した。さらに競技レベルが高い選手の膝関節の伸展時間は顕著に短く、Stretch-shortening cycle(SSC)を積極的に活用していることが明らかとなった。
著者
山下 篤央 久米 雅 右近 直子 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Naoko UKON Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
no.53, pp.91-96, 2015-03-13

女子フィギュアスケート選手1名を被験者(全国大会上位入賞者)に、回転数の違うフリップジャンプの動作を解析し、左膝関節と左股関節の角度変位の特徴を検討した。その結果、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の動作範囲が大きく、速い角速度を示した。従って、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の大きい動作範囲と角速度が速いことが明らかになった。
著者
真下 知子 張 貞京 中村 博幸 Tomoko MASHIMO Jeongkyong CHANG Hiroyuki NAKAMURA 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo University
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.136-146, 2011

保育者-保護者間のコミュニケーションの改善をめざし、保育者養成課程においても現場での学びの礎となる取り組みが必要である。筆者らは、教材開発のための予備調査として、保護者からの相談の場面を設定したシナリオ形式の質問紙によるアンケート調査を実施した。現職の保育者による回答の分析より、保育者の答え方の特色として、1.「傾聴・共感」2.「具体的なアドバイス」3.「保育者として一緒に問題解決にあたる姿勢を示すこと」の3点が見られた。
著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.1-11, 2009-01-01

中国明代の通俗小説には、「淫僧」を中心とした悪僧の話が目立つ。悪僧説話が多い理由について、仏教界の堕落という当時の社会背景に由来するという説や、読者層の興味に由来するという説などがすでに唱えられているが、なぜ「淫僧」が多いのかという議論は少ない。本稿では、仏教の「戒」や「律」における「淫」の扱いを取り上げながら、「淫僧」の多い明代通俗小説に描かれた悪僧説話の由来について考える。
著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.103-114, 2014-03-12

中国と日本の復讐劇の代表格である、元曲「趙氏孤児」劇と人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』、それぞれにおける登場人物の「死」の描写を分析することにより、両作品ないし両芸能の特徴の一端を明らかにすると共に、中国人と日本人の死生観や宗教観の相違についても検証する。
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.87-91, 2012-01-01

フィギュアスケート歴12年の女子ジュニア選手における2回転と3回転フリップジャンプの動作解析を行った。その結果、ジャンプの回転数の増加に伴い、Take-off時の膝関節伸展角度および回転運動の跳躍幅と時間の増加が認められた。これらの変化には、角運動量を増加するためのスキルが関連していると考えられる。また、Take-off時の左膝伸展角度が右膝伸展角度に比べ、高いことから左脚がジャンプ動作(跳躍高)に大きく貢献していることが示唆された。
著者
山下 篤央 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.135-139, 2012-01-01

フィギュアスケーター13名(年齢11.6±1.66歳、競技歴5.30±2.98年)を対象に、Hip extension assessment により股関節伸展位での筋収縮パターンを評価した。その結果、11名に右側脊柱起立筋の過剰反応が認められた。しかしながら、競技歴と筋の過剰反応に高い相関は認められず、競技特有の技術を習得するための日々の反復練習が、筋収縮の過剰反応を発生させる原因となっていると考えられる。
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.87-91, 2012

フィギュアスケート歴12年の女子ジュニア選手における2回転と3回転フリップジャンプの動作解析を行った。その結果、ジャンプの回転数の増加に伴い、Take-off時の膝関節伸展角度および回転運動の跳躍幅と時間の増加が認められた。これらの変化には、角運動量を増加するためのスキルが関連していると考えられる。また、Take-off時の左膝伸展角度が右膝伸展角度に比べ、高いことから左脚がジャンプ動作(跳躍高)に大きく貢献していることが示唆された。
著者
千古 利恵子 Rieko SENKO 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.129-140, 2014-03-12

新古今和歌集の伝本は多く、未だその数は確定されていない。しかし、先学諸氏の調査・研究によって、現存する伝本は①成立過程によって四類に分けられること②伝本の大半が第二類(竟宴直後から切継の行われている途中で書写された本文をもつ伝本)に属すること、が明らかにされている。本稿では、所蔵小形本の本文を寿本(新編国歌大観の底本)の本文と比較し、所蔵本の系統を検証するとともに、伝本研究における小形本調査の有用性を考えたい。