著者
村山 孝道
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.13-24, 2021-03-01

PTA の必要論・不要論の実態を明らかにするために、アンケート(n=948)の分析を行った。必要37.4% に対し不要が55.9%と過半数を上回った。自由記述の分析の結果、不要論に強い影響を与えたのは「存在意義・効果への疑義」「選出方法・強制感・理不尽さ」「人間関係・人権問題」であった。「負担感・不公平感・非効率さ」は要・不要論の双方が指摘しており、理念的な取り組みだけでは不十分で、具体的な業務改善が不可欠であることが明らかとなった。
著者
林 雅清
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.196-203, 2011

筆者が2011年3月に行ったスペイン各地(エル・エスコリアル、グラナダ、マドリッド、トレド)の修道院・宮殿図書館や国立図書館等に保管されている「漢籍」(中国古典籍)に関する個人調査の経過と結果について、日本・中国等に於ける当該分野の研究動向の紹介を兼ねつつ報告する。
著者
宮島 幸子 伏見 強 Sachiko MIYAJIMA Tsuyoshi FUSHIMI 京都文教短期大学非常勤 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.123-130, 2015-03-13

日本人なら誰でも知っている文部省唱歌『ふるさと』は尋常小学校で児童に歌われ始めて今年で100年になる。1914年(大正3年)という年になぜ文部省唱歌として尋常小学唱歌集6年生用に掲載されたのか。社会状況が目まぐるしく変化する中で100年経てもなおも歌い続けられる文部省唱歌『ふるさと』について、時代と『ふるさと』の変遷を辿り、文部省唱歌『ふるさと』を歌う意味、役割を考察した。
著者
村上 俊男
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.93-102, 2017-03-01

活性酸素の害を防ぐことでその機能性が注目されている抗酸化食品について、DPPH ラジカル消去能の測定法による探索を試みた。その結果、野菜・果物やそれらの飲料は抗酸化力(Δ吸光度/g(ml))が数十前後から百強だったのに対して、香辛料(粉末)は一部を除き概ね数百から数千と高い値を示した。但し一食分を念頭に置くと両者の抗酸化力にほぼ差はなくなること、また強い抗酸化力を有する食品の摂取がヒトの健康に実効があるとの結論づけは時期尚早であることに言及した。
著者
坂本 千科絵 李 温九 Chikae SAKAMOTO Onkoo RHEE 京都文教短期大学 名古屋経済大学 Kyoto Bunkyo Junior College Nagoya University of Economics
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.141-146, 2014-03-12

学校給食は世界各国で実施されており、中でも、日本と韓国は教育政策の一環として「学校給食法」を制定し、児童が全員決まった時間に同じ給食を食べるというスタイルを確立している。本研究では、世界でも珍しい学校給食制度を確立している両国の学校給食について、その制度と献立内容を比較した。その結果、日本は自国の食文化だけでなく他国の食文化を多様に取り入れていること、韓国は自国の伝統的食文化を継承する場として学校給食を通して教育していることがわかった。
著者
今村 美邦子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.149-151, 2007

20世紀の芸術現象を読み解く上で道標とされたグリーンバーグのモダニズム論への修正はこれまでも為されてきたが、本論文では、特に彼のカント理解の不備を指摘し、彼の理論に影響を受けた著名な批評家フリード、クラウス、ド・デューヴ、ダントーの芸術論を検討している。そして、美の分析と美的理念の拡張などのカントの芸術理解の捉え直しを通して、それをモダンアートの理解へ適切にもたらすことを模索している。こういった試みは、今日では終焉したとも捉られる美学という学問の活性化にも道を拓くものであろう。
著者
石野 美也子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
no.58, pp.69-78, 2020-03-01

現代を取り巻く多くの福祉の課題は、児童虐待、高齢者虐待、いじめ、児童の貧困など解決すべき問題は多岐にわたる。今後、福祉はどうあるべきかを社会事業から社会福祉に転換をはかり、近江学園を創設した糸賀一雄、池田太郎、田村一二の人間観、福祉観およびその思想形成の過程を振り返ることで考察する。
著者
宮島 幸子 Sachiko MIYAJIMA 京都文教短期大学非常勤 Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.101-108, 2012-01-01

校歌はコミュニティ・ソングとして学校行事などでうたわれている。しかし、外国には日本でいう校歌に相当する歌はないようである。したがって日本独自の文化といえる校歌がなぜ誕生し、人々にどんな役割を果たしているのだろうか。校歌を歌うこと、校歌を思い出すことにどんな意味を見出すことができるのだろうか。校歌のルーツを辿りながらそこに内在するアイデンティティの形成について考察した。
著者
伏見 強 安本 義正
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.1-11, 2010

二十五菩薩来迎会は、極楽浄土への人々の願いを具現化した「迎え講」を原点にし、1,000年以上の歴史を有する。筆者らは、臨終行儀の音・音楽の再現を目的に、現在も練供養として継承してきた5ヶ寺で現地調査を実施し、関連分野で活躍する専門家に取材した。また、本学で文化公演会(講演・実演)を開催し、来迎引接の核心を実演によって確認した。各寺で行われている練供養の類似点と相違点を中心に検証する。
著者
鳥丸 佐知子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.39-48, 2017-03-01

本論は学生が考える「乳児」「幼児」イメージが、保育士養成のための関連授業を受講することでどう変化するのかを調査したものである。入学直後とすべての実習が終了した1 年半後を比較した結果、基礎知識の増加のみでなく、乳児は保育や援助が必要な存在であること、幼児は自分でできることが増え、友だちと遊ぶことができるなど、社会性の発達が見られるなど、具体的イメージが絞られてくることが明らかになった。
著者
宮島 幸子 Sachiko MIYAJIMA 京都文教短期大学非常勤 Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.107-112, 2015

広島県尾道市にある因島で2015年3月、島内にある3つの小学校が児童数の減少にともない閉校することになった。3校とも100年以上の歴史があるが、校舎とともにそこで育まれた学校文化も消えてしまうことになる。校歌は学校文化の大きな要素である。「歌い継がれなくなった校歌」について、閉校式のフィールド・ワークを通して校歌の文化的役割について考察した。
著者
中塚 雅子 落合 利佳 Masako NAKATSUKA Rika OCHIAI わかば園保育士 京都文教短期大学 Wakaba en Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.40-49, 2008-01-01

保育園の現場でみられる発達障害の中でもとりわけアスペルガー症候群の子ども達を取り上げ、彼らに対する行事での支援について具体的にまとめて報告した。彼らを支援・援助していく上で大切なことは、可能な限り失敗体験や嫌悪体験をさせないことである。その意味では、運動会・お遊戯会といった園行事は、マイナス体験をしやすい場であり、見通しを持たせ、事前に十分に彼らにわかる形で様々な予告をするなどの支援が必要である。
著者
右近 直子 山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Naoko UKON Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.183-188, 2014-03-12

競技レベルの異なる女子フィギュアスケート選手4名を対象にFunctional MovementScreenTM スコアの結果から競技特異性について検討した。その結果、競技年数の増加に伴い、左小胸筋短縮による肩関節可動域制限を生じることが明らかとなった。また、上肢の動きと安定した体幹の連動が、難易度の高いジャンプを可能にすることから、積極的な上半身の筋力強化をプログラム化するべきである。
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.123-128, 2014-03-12

女子フィギュアスケート選手4名(13.5±2.64 歳、競技歴7.75±4.26 年)を被験者に、ジャンプ動作を解析し、左側膝関節角度の変化からフリップジャンプの特徴を検討した。その結果、1回転と2回転のジャンプでは、膝関節の屈曲角度は大きく、しかし、3回転では小さい値を示した。さらに競技レベルが高い選手の膝関節の伸展時間は顕著に短く、Stretch-shortening cycle(SSC)を積極的に活用していることが明らかとなった。
著者
山下 篤央 久米 雅 右近 直子 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Naoko UKON Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
no.53, pp.91-96, 2015-03-13

女子フィギュアスケート選手1名を被験者(全国大会上位入賞者)に、回転数の違うフリップジャンプの動作を解析し、左膝関節と左股関節の角度変位の特徴を検討した。その結果、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の動作範囲が大きく、速い角速度を示した。従って、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の大きい動作範囲と角速度が速いことが明らかになった。
著者
田中 是規
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.73-77, 2018

本年6 月29 日に、働き方改革関連法案が成立した。働き方改革の総合的かつ継続的な推進、長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保、などといった目標を掲げ、これらの目標を実現すべく労働関連法の改正を行うものである。また、9 月に行われた自民党総裁選挙後の新内閣で生涯現役社会の実現に向けた社会保障制度改革の基本方針が閣議決定され、70 歳まで定年延長が掲げられるなど、労働環境に大きな変化が起こりつつある。
著者
真下 知子 張 貞京 中村 博幸 Tomoko MASHIMO Jeongkyong CHANG Hiroyuki NAKAMURA 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo University
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.136-146, 2011

保育者-保護者間のコミュニケーションの改善をめざし、保育者養成課程においても現場での学びの礎となる取り組みが必要である。筆者らは、教材開発のための予備調査として、保護者からの相談の場面を設定したシナリオ形式の質問紙によるアンケート調査を実施した。現職の保育者による回答の分析より、保育者の答え方の特色として、1.「傾聴・共感」2.「具体的なアドバイス」3.「保育者として一緒に問題解決にあたる姿勢を示すこと」の3点が見られた。
著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.1-11, 2009-01-01

中国明代の通俗小説には、「淫僧」を中心とした悪僧の話が目立つ。悪僧説話が多い理由について、仏教界の堕落という当時の社会背景に由来するという説や、読者層の興味に由来するという説などがすでに唱えられているが、なぜ「淫僧」が多いのかという議論は少ない。本稿では、仏教の「戒」や「律」における「淫」の扱いを取り上げながら、「淫僧」の多い明代通俗小説に描かれた悪僧説話の由来について考える。
著者
林 雅清 Masakiyo HAYASHI 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.103-114, 2014-03-12

中国と日本の復讐劇の代表格である、元曲「趙氏孤児」劇と人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』、それぞれにおける登場人物の「死」の描写を分析することにより、両作品ないし両芸能の特徴の一端を明らかにすると共に、中国人と日本人の死生観や宗教観の相違についても検証する。
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.87-91, 2012-01-01

フィギュアスケート歴12年の女子ジュニア選手における2回転と3回転フリップジャンプの動作解析を行った。その結果、ジャンプの回転数の増加に伴い、Take-off時の膝関節伸展角度および回転運動の跳躍幅と時間の増加が認められた。これらの変化には、角運動量を増加するためのスキルが関連していると考えられる。また、Take-off時の左膝伸展角度が右膝伸展角度に比べ、高いことから左脚がジャンプ動作(跳躍高)に大きく貢献していることが示唆された。