著者
町田 怜子 石川 一憲 川口 洋一 小嶋 隆治 保戸塚 里香 中森 千佳 福田 奈緒子 Reiko Machida Kazunori Ishikawa Yoichi Kawaguchi Ryuji Kojima Rika Hotozuka Chika Nakamori Naoko Fukuda
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 = Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.42-48, 2018-06

本研究では,東京農業大学農学分野の教員・技術員と幼稚園教諭とが連携し,野菜や果樹栽培の教育研究を活かした環境教育プログラムを試みた。本研究では,プログラムのねらいに応じて伊勢原農場内で教育素材を選定し,環境教育プログラムを実施した。環境教育プログラムでは,ステビア,レモングラス,コキアを五感で体験し植物の用途や効用を学ぶ環境教育プログラムを実施した。加えて,幼児が日常生活で親しんでいる野菜・果樹としてブドウ,ブルーベリー,ミニトマトの栽培技術や品種の違いを学ぶ環境教育プログラムを実施した。本プログラムの教育効果として,伊勢原農場の多様な果樹・野菜とその栽培技術は幼児たちに身近な野菜や果樹への発見,楽しさ,感動を与え,観察した物事を記録できる観察力や理解力の向上を確認できた。