著者
永井 聡子 ナガイ サトコ Satoko NAGAI
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 = Shizuoka University of Art and Culture bulletin
巻号頁・発行日
vol.15, pp.67-72, 2015-03-31

帝国劇場における「貴賓席」は舞台と客席を繋げる前舞台領域に存在し、両者の関係性を提示している。本論文では、劇場の近代化の過程において議論となった舞台と客席の前舞台領域における関係性を考察するため、1911年に開場した帝国劇場とその劇場建設のモデルのひとつとなったパリのオペラ座(ガルニエ設計)を例に、当時設けられた「貴賓席」の配置について考察する。考察の方法は、劇場に関する当時の資料、劇場関係者の言説を中心として論じる。"The royal box" in the theater:Teikoku gekijyo exists in the proscenium domain to connect the stage and a seat with and shows the relationship of both. I consider the placement of "the royal box" where Teikoku gekijyo and one of the models of the theater construction and the opera house (Garnier designed) of Paris where it was which opened in 1911 were established for the example in those days to consider the stage and the relationship in the proscenium domain of the seat that became the argument in a process of the modernization of the theater in this article. I discuss the method of the consideration mainly on the document about the theater.
著者
永井 聡子 ナガイ サトコ Satoko NAGAI
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 = Shizuoka University of Art and Culture bulletin
巻号頁・発行日
vol.15, pp.67-72, 2015-03-31

帝国劇場における「貴賓席」は舞台と客席を繋げる前舞台領域に存在し、両者の関係性を提示している。本論文では、劇場の近代化の過程において議論となった舞台と客席の前舞台領域における関係性を考察するため、1911年に開場した帝国劇場とその劇場建設のモデルのひとつとなったパリのオペラ座(ガルニエ設計)を例に、当時設けられた「貴賓席」の配置について考察する。考察の方法は、劇場に関する当時の資料、劇場関係者の言説を中心として論じる。
著者
永井 聡子 ナガイ サトコ Satoko NAGAI
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 = Shizuoka University of Art and Culture bulletin
巻号頁・発行日
vol.13, pp.81-84, 2013-03-31

本稿は、「劇場」の意味をオペラ劇場と歌舞伎劇場を軸として考察しながら、舞台と客席の関係性を帝国劇場(1911)の劇場計画をめぐる動きで整理し、日本の劇場が獲得したものと消失したものを検証する。考察の方法は、劇場に関する現場の劇場関係者の言説を中心として論じる。