著者
大高 順雄 Yorio OTAKA
出版者
大手前大学
雑誌
大手前大学論集 = Otemae Journal (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.207-237, 2014

15世に成立したフランス語の物語『パリとヴィエンヌ』は広く流布され、ヨーロッパの主要諸言語に翻訳され、16世紀にアラゴン語の写本を翻字したアルハミーヤ文が成立した。これはフランス語の原文の半分にも満たず、作者は不明である。ここではそのアルハミーヤ文の言語的特徴を明らかにする。