著者
河崎,善一郎
出版者
プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌
巻号頁・発行日
vol.84, no.7, 2008-07-25

近年の研究成果によれば,雷雲内の電荷分離は,着氷電荷分離機構により理解できる.すなわち通常成熟期の雷雲では,電荷構造は雷雲上部から下部にかけて正負正の三重極構造となっている.そして落雷は雷雲の成熟期に最も頻繁に発生,概ね中層の負電荷域から稀に上層の正電荷域から開始する.また雲内の電荷間での中和で放電の完結する雲放電は,落雷よりもさらに頻繁に発生する.これらの議論を踏まえ,本稿では最後に,雷放電進展の様相を,VHF波帯広帯域干渉計による観測結果として紹介している.

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日本で雷にVHF干渉計を使って観測してる人 https://t.co/wAMsE5671d その人の書いた論文を見つけた。同じようなことを観測しているようだが…… https://t.co/9lRY2LT5Bc

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