著者
大羽,和子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, 1999-05-20

1)キタアカリ(VC高含有品種)および男爵薯の生育に伴って,塊茎の重量,デンプン価,ビタミンC(VC)量が増大し,7月下旬に最大になり以後減少した。2)ジャガイモ(7品種)塊茎を冷却(4℃)貯蔵するとVC量も(GLDHase活性も1ヶ月後に顕著に減少し,1〜2ヶ月の間は変が少なく,2〜3ヶ月後に再び減少した。3ヶ月後のVC量が著しく減少する時期および貯蔵2ヶ月以降のVC含量の低い時期に高くなった。3)収穫直後に塊茎を4℃に移すとその2〜3日後にVC量およびGLDHase活性が増大し,以後減少した。4)ジャガイモ塊茎を15℃に貯蔵した方が,4℃に貯蔵した場合よりもVC量の減少が小さく,GLDHase活性は低く保たれた。

言及状況

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近頃は熟成と称して低温で長期に貯蔵するのが流行だが、長く貯蔵するとビタミンCはかなり減ってしまう https://t.co/RnhzSIp8VS https://t.co/uYErvc1nMf

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