6 0 0 0 OA 伊勢物語

巻号頁・発行日
1608

古活字版。嵯峨本。『伊勢物語』の最初期の刊本。嵯峨本は、本阿弥光悦、角倉素庵が刊行に関与したといわれ、流麗な活字の書体、豪華な装訂により、美しい古典籍の代表格とされる。本書の嵯峨本は、慶長13年から15年にかけ数種刊行されており、本書は、川瀬一馬氏の分類(『増補古活字版之研究』)によれば、そのうち最初に刊行されたもの(第一種イ本)。具引きの色替り料紙を使用し、整版の挿絵(上25図、下24図)がある。巻末に古典学者中院通勝(1556-1610)の刊語(整版)があり、花押を自署している。

言及状況

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いま、小学館の『新編日本古典文学全集66井原西鶴集1』に収める『好色一代男』のその挿絵の説明を読んで、私も初めて知ったのですが、船の前のほうに立っている人物は、世之介ではなく、「世之介の同志の一人」だそうです。船の櫓にねそべっている男が世之介とのこと。 さて、私が持っている伊勢物語絵に関する本といえば、『日本の美術301絵巻=伊勢物語絵』(千野香織、至文堂、1991年)1冊だけなのですが、こ ...

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嵯峨本第一種『伊勢物語』、これか…? https://t.co/hnswOsVjAZ
比較してみると、早稲田のデジタルアーカイブは国デコ@NDLに比べると原始的だけど、嵯峨本の容態を一瞥するには早稲田の方が便利。こういうのはなかなか難しい。 http://t.co/vf1cbRy0OD http://t.co/IYBUk9fBQA

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