15 0 0 0 OA 口傳書

巻号頁・発行日
1607

古活字版の刀剣書。冊末に墨書識語を記す松田道以が本書の刊行に関係していたらしい。松田道以は、「嵯峨本」出版に関わった本阿弥光悦に由縁の人物と推測されている。墨書識語の共通する同版式の『本朝古今銘盡』と組にして刊行されたものと思われる。伝本は稀で、他に竜門文庫、弘文荘(三井文庫旧蔵)、旧安田文庫(現在の所在不明)、小汀文庫(大島雅太郎氏旧蔵。現在の所在不明)等の同版本が知られ、いずれも同様の識語が墨書されており興味ぶかい。

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#刀剣自由研究展スペース 口傳書(口伝抄) 「上の焼刃の色白く、中の焼刃の色青く…」 古刀剣書でよくみられる文です。 天文12年の「天文銘尽」にもあるそうな。 https://t.co/vx3ykk3kQs
吉光の相槌を住吉明神がつとめた云々。謡曲「小鍛冶」の変形みたいな? 国立国会図書館『口傳書』12コマ。 https://t.co/fKs4dw4wuD https://t.co/0CrIJKUeSJ
近代デジタルライブラリーの「full=1」オプションですね。これは日ごろ近デジのJavaScriptを読んでいる人でないと気付かない気が(笑)。例 http://t.co/SIVFTUIl0Z QT @knagasaki 隠しパラメータで最初からフルスクリーン表示もできるという…

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