https://t.co/VO16CtXnlp "偶人師(にんげゃうつかひ)の姿も見え機関(しかけ)の具合もいとよく知られて興味索然たらざるを得ず。小説もまた之(これ)にひとしく、作者が人物の背後(うしろ)にありて屡々(しばしば)糸を牽(ひ)く様子のあらはに人物の挙動に見えなば、たちまち興味(おもしろみ)を失ふべし。"

坪内雄蔵(坪内逍遥)『小説神髄』明治18年4月9日版権免許 9月12日出版 松月堂 https://t.co/hCziRPlspa 「小説の主眼」 "小説の主脳は人情なり。世態(せいたい)風俗(ふうぞく)これに次ぐ。人情とはいかなる者をいふや。曰く人情とは人間の情欲(ぱっしょん)にて所謂(いはゆる)百八煩悩是(これ)なり。"

ているとおり（後に「源語の或部分が猥褻なりしも」と修正）。 坪内雄蔵『小説神髄』松月堂、明治18年4月 https://t.co/pHEgBkdyF2

編集者: Fukupow