著者
奥田 久春 Okuda Hisaharu
出版者
三重大学教養教育院
雑誌
三重大学教養教育院研究紀要 = Bulletin of the college of liberal arts and sciences, Mie University
巻号頁・発行日
vol.4, pp.9-17, 2019-03-30

大洋州7カ国では1989年から2013年まで地域共通の後期中等教育資格試験(PSSC)が行われていた。本稿では、この試験がなぜ地域で行われる必要があったのか、そこに地域試験としてどのような意義が見いだせるのかを考察するものである。PSSCに関わる歴史的な変遷については拙稿(本紀要前号)にて論じてきたが、更に国際的、制度的、教育評価としての観点から地域試験の意義を考察し、教育の質の保障について論じていく。

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