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スポットライトセンサス法とカメラトラップ法で確認した春日山原始林の哺乳類相
著者
山中 康彰
辻野 亮
鳥居 春己
出版者
奈良教育大学自然環境教育センター
雑誌
奈良教育大学自然環境教育センター紀要 = Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education
(
ISSN:21887187
)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.21-30, 2021-03-31
春日山原始林 (奈良県奈良市) において哺乳類相とニホンジカCervus nippon の生息密度を明らかにするために、スポットライトセンサス法とカメラトラップ法、糞粒法の3種を用いて野外調査を行った。スポットライトセンサス調査を2009年11月~2010年12月に56回、カメラトラップ調査を2009年12月~2010年12月に行い、ニホンジカ、イノシシSus scrofa、ムササビPetaurista leucogenys をはじめとした哺乳類14種が確認できた。スポットライトセンサス法と糞粒法によるニホンジカの推定生息密度は、それぞれ28.5頭/km2と66.6 頭/km2 (2010年12月)であった。ニホンジカの推定生息密度と撮影頻度指数は冬期の1月が最も高く (2010年1月、推定生息密度50.0 頭/km2、撮影頻度指数105.5)、その他の季節は低かった (平均推定生息密度24.6頭/km2、平均撮影頻度指数12.2)。ニホンジカの推定生息密度と撮影頻度指数には有意な正の相関が見られた(ρ= 0.795、p= 0.012、N= 13)。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
分布
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スポットライトセンサス法とカメラトラップ法で確認した春日山原始林の哺乳類相 →ニホンジカの推定生息密度とRAIの値は、12月と1月に高くそれ以外の時期に低かった。冬季になると奈良公園平坦部から春日山原始林にニホンジカが移動してきて個体数が多くなった? 山中ら2021 https://t.co/AeEEKK7lAL
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