著者
藤田 正
出版者
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:13476971)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.43-46, 2005-03-31

日常生活における学習課題の先延ばし行動と失敗行動の関係を明らかにするために,大学生175名を対象に、学習課題先延ばし傾向尺度と失敗傾向尺度を実施した。新たに作成した課題先延ばし傾向尺度を因子分析した結果、「課題先延ばし」と「約束事への遅延」の2因子が見出された。次に、先延ばし傾向と失敗傾向の関係を調べるために両者の相関を検討した結果、両者の間には全体得点で中程度の有意な正の相関が見出された。さらに失敗傾向の下位尺度(アクションスリップ、認知の狭小化、衝動的失敗)のすべてにおいても有意な正の相関が見出された。また、先延ばし傾向高群は、低群に比べ全ての失敗傾向において有意に高い得点であった。これらの結果から、課題先延ばし行動は失敗行動と強く関係していることが明らかになった。

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「先延ばし行動と失敗行動の関連について」藤田正 という読むのが辛い論文を読んでいる。 https://t.co/MI3tFlg5LE
@tabu_coaching ・「やり始めるとやる気が出る」って脳科学者さんが言ってたなー ・Procrastination が浮かびました
藤田正「先延ばし行動と失敗行動の関連について」『奈良教育大学教育実践総合センター研究紀要』14, pp.43-46, 2005 https://t.co/QM0vjt9RRR 個人的にとても面白い論文だったので共有したい感 ブスブス刺さる内容

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