著者
池田 進
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.25-58, 2001-10-31

1.いわゆる鼻曲りの仮面と呼ばれる特徴的な形状を持つ数例の土製仮面を実見した。2.鼻曲りの仮面についての考古学的研究の文献を展望した。(1)現存の鼻曲りの仮面は縄文時代の後期から晩期の早い時期に属すると考えられている。(2)土製仮面は2類に分類されている。(3)なぜ鼻曲りの造形が現れたのかについてのいくつかの討論がある。3.先史時代における仮面の社会的心理的意義が考察された。(1)呪術との関連(2)悪霊よけ(3)変身(4)精霊の監視を避ける(5)仮面のマツリの社会的機能(6)鼻曲りの仮面の造形的意味4. さまざまな歪みの仮面の実例を供覧した。

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@domitoryreynall フジル、怪物とは言われても人のように見えたので気になってググりました。面白いですね。ありがとうございました。 https://t.co/GalrGVHYNG

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